リリーフポスト 親綱支柱(兼用タイプ)のスペック
墜落転落時の人体への衝撃が少ないという安心感
※人体への衝撃が死亡に繋がる場合があります。
足下のスペースを最大限確保
※スペースが広いほどつまづき転倒を回避できます。
手元と親鋼の位置のバランスが良い
※親鋼の位置が低い、違い、近いとバランスを崩しやすくなります。
◎仮設工業会新基準対応
材質 | アルミ・スチール |
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重量 | 9.9kg |
全量 | 1209cm |
取付可能板厚 | 12~40mm |
許容荷重 | 100kg |
特徴1.資材から人体への衝撃荷重を大幅に軽減
◎建材試験センター西日本試験所にて試験実施
ワイヤーに加わる衝撃荷重
直交
520kg
平行
530kg
約72%ダウン
ランヤードに加わる衝撃荷重
直交
460kg
平行
450kg
約22%ダウン
垂下量
直交
1.38m
平行
1.3m
約40%ダウン
特徴2.仮設工業会認定取得
特徴3.セットバックさせた構造で梁上での安全性が向上
足元広く、腰元広く、手元近く
台座をセットバックした構造により、足元・腰元が広くて歩行がしやすく、親鋼が手元に近いため、安心感もあります。
現場の声(課題)
- 新基準の親鋼支柱で、特に兼用タイプの認定品が少なくなったのでは?
- 親鋼支柱の強度が増し、墜落転落時の衝撃が死亡に繋がる可能性があるのでは?
- 衝撃が増し、親鋼が切れれば、フルハーネス安全帯も無意味では?
- 経年劣化した親鋼が衝撃が増すことで切れる確率が増したのでは?
- H形鋼等の梁上では、足下、手元のスペースのバランスが必要
- フルハーネス安全帯の重装備は行動が制限されるため、梁上でのスペースは重要
- 親鋼支柱の兼用タイプが少なくなり平行・直交の限定的な機材が増え解りにくい
現場の声を解決し事故を防ぐには
- H形鋼等の特に梁上での解決(安全帯を取り付ける箇所が少ない/手で持つ場所が少ない/足下の歩行面積が少ない)
- 墜落転落時の衝撃荷重が人体で耐えられることの解決
- 足下広く、腰元広く、手元が広く、バランスで解決
親鋼支柱 業界の現状
仮設工業会の親鋼支柱基準の改定
合格旧基準
合格新基準
使用時の注意事項
- 支柱を取付けるフランジの板厚は12mm~40mmのテーパーのついていないH型鋼の鉄骨梁として下さい。また、支柱を垂直に確実に取り付けてください。
- 使用する支柱用親鋼及び緊張器は、仮設工業会の認定品を使用してください。
- 緊張器の取り付けにシャックル等を使用する場合は、JIS適合品を使用してください。
- 支柱取付スパンは10m以下としてください。
- 使用する安全帯はフルハーネス型を原則として下さい。
- 支柱を設置した作業床と、衝突のおそれのある床面または機械設備等との垂直距離(H)を6.75m以上として下さい。なお、衝突のおそれのある床面又は機械設備等との垂直距離(H)が、6.75mを満足できない場合については、墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドラインにおいて、親鋼を低い位置に背設置する場合について記述された「作業場所の構造上、低い位置に親鋼を設置する場合には、短いランヤード又はロック機能付き巻取り式ランヤードを用いる等、落下距離を小さくする措置を講じること。」に準じて下さい。
- 親鋼は、緊張器等を用い支柱の所定の位置にたるまない程度に貼ってください。
- 墜落制止用器具は、厚生労働大臣が定める規格に適合するものを使用してください。
- 1スパン1人での使用して下さい。
- コーナーに使用する支柱には、平行方向と直交方向の2本の支柱用親鋼を同時に取り付けないで下さい。
- 使用現場において、設置直後又は盛替え直後及び作業を開始する前に次の事項について点検を行い、異常を認めた場合は直ちに修正、補修又は取り替えを行って下さい。
1)支柱の台座、取付ボルト及び親鋼保持部をはじめとする支柱の各部の異常の有無を確認して下さい。
2)親鋼の張り具合を確認してください。
禁止事項
- 支柱の取り扱いには充分注意を払い、大きな衝撃を与えないようにして下さい。
- 支柱台座の取付ボルト、親鋼保持金具等の各部に異常がある場合は使用しないで下さい。
- 落下衝撃を受けたものを使用しないで下さい。
- 設置基準で定めた設置方向以外では使用しないで下さい。
- 支柱の加工等改造しないで下さい。
仕様について
- 100kg対応
- 最大落下距離6.75m(親鋼支柱のスパンが10mで、支柱用親鋼が合成繊維ロープのもので、仮設工業会の認定品を用いた場合の値)
- 平行方向、直交方向兼用型
- フランジ対応暑さ:12mm~40mm
- 取付ボルト締付トルク:6.0kN・cm